修復。
家具のリペア職人 須藤さんの展示会へ。
農機具小屋をリノベーションして作ったドーナツ屋さんの2階。
リノベーションの様子は須藤さんのブログにて。
静かに並べられたちょっと懐かしい頃の椅子やテーブル達。
昭和30年代とか40年代(位かなぁ の
家庭のキッチンやリビングに
置かれていただろうシンプルな家具。
この家具達が刻んできた物語はできる限り残して、
ひとつひとつ丁寧に修復され、
須藤さんの愛情と感性で
美しく再生させている。
どの家具も
佇まいがなんとも良い。
隅々まで気持ちがいい。
座ってみてください
と声を掛けられて、
綺麗な青い布が張られた椅子に座ってみる。
子供のころの我家の食卓へタイムスリップ。
ブラウン管のテレビの音がして
母がパタパタと夕食の支度をしていて、
私と兄はテレビを横目にマンガ読んだり、宿題したり、
もうすぐ父が仕事から帰ってくる。
そしたら晩ご飯だ!
そんな子供の頃の日常の風景。
懐かしくて温かい気持ちになる
居心地のよい椅子。
物の先に人が見える。
そんな言葉がぴったりな世界。