私の心に引っかかるのは、 古き良きものを蘇らせて新しいものを作っていく人達。
「ご縁」とか「繋がり」という言葉をよく使うようになりました。
私は、いわゆる箱(建物・お店・場所)を持っていません。
ノマドというか、
ヤドカリというか、
誰かの作った所へお邪魔して、写真を撮らせてもらってます。
私にはカッコいい箱を作るセンスもないし、
チカラもない。
だから、それができる人に憧れる。
それを持ってる人に惹かれる。
よくよく考えると、
箱そのものというより、
そこにまつわる物語が好き。
どんな人がどんな想いでどんな道を歩いて、
その箱を作り、
何を生み出していくのか。
そこに訪れる人にとって、
安らぎの場所であったり、
発見の場所であったり、
出会いの場所であったり。
行き交う人の止まり木 だったり、
情報のハブであったり、
行く道のトランジットだったり。
箱が一つの点となって、
そこからいくつもの円が
波紋のように広がっていく現象を見たい。
そして、撮る。
なぜだか、
私の心に引っかかるのは、
古き良きものを蘇らせて新しいものを作っていく人達。
私の無意識の中にそれが組み込まれて、
自然とそんな人達を引き寄せてつながっていく。
「CAFE LABORATORY」もそう。
「古民家萬五郎」もそう。
「一」もそう。
テイストも、和だったり、洋だったり、
時代も、江戸時代だったり、昭和だったり、
それぞれ姿カタチは違うけど、
もっと高い抽象度で共通するものがある。
そしてきっと、
「横浜野毛のゲストハウスFUTARENO」 も。
私が開く写真箱も、
そんな円を描く一雫となりますように。